NPO法人　日本森林ボランティア協会について

◆市民ボランティアによる、森林の手入れ、健全な森林づくり活動を行っています。◆

森林ボランティアとは、

森林ボランティアとは、自主的に森林づくり（森林整備）に参加し、自らの責任において判断し、行動する市民または市民グループの一員です。そして、その活動を通して学んだことを広く市民に伝え、市民参加の森林づくりの輪を広げていく役割を担うものです。

森林ボランティアの出発点はあくまでも、森林づくりへの自主的な参加であり、その動機や関わり方もさまざまで、対象となる森林も多様ですが、森に入って自発的に作業をするという点においては共通性をもっています。

私たち森林ボランティアが行う作業は、量的にも質的にも限界があり、その成果は必要とされている日本の森林のほんの一部にすぎません。そのことを私たちはよく認識し、行動する必要があります。その上でボランティアとしてできること、例えば、森林の整備には、長期的継続的に森林で労働する林業従事者が絶対必要なことや国産材を見直し、もっと活用すること。農山村の人々と都市住民との間を取り持つ仲介者、伝達者としての役割を担うこと。さらに、２１世紀における森林文化の新しい担い手となることなどが私たち森林ボランティアに期待されています。

森林の整備は、これまでのように山村の人々にのみ押しつけるだけではなく、その恩恵を最も多く享受している都市住民が、山村の人々や森林林業関係者、行政関係者たちと協力しながら取り組まなければならないのであり、それはまた、都市住民の責務でもあります。