会員のみなさんへ

2015年7月1日号  150701
日本森林ボランティア協会

総会結果報告

 第15回通常総会は下記のとおり無事終了しましたのでご報告します。

日 時:
5月21日(木)19時〜
場 所:
大阪YMCA会館 10階
議 題:
第1号議案 2014年度事業報告 承認
第2号議案 2014年度収支決算報告 承認
第3号議案 2015年度事業計画 承認
第4号議案 役員改選の件 承認

参加者募集

森林大学救急法実習がオープンになります

一度は学んだけれど、復習の意味も兼ねて、もう一度救急法を受講しませんか?森林大学31期の救急法実習で聴講生を受け入れることになりました。ただし、事前申し込みが必要です。
先着10名限定!

日 程:
7月26日(日)10時から16時
場 所:
大阪YMCA会館
講 師:
笘 智子
※申し込みは事務局まで

京都北山草木山林ツアー

日 程 :
9月26日(土)〜27日(日)
場 所 :
京都市右京区右京京北町草木山林
集 合 :
26日(土)午前8時 千里中央駅阪急バス乗り場 ここから自家用車乗り合わせで行きます。またはウッディ京北に午前10時
宿 泊 :
京北山国の家 TEL075-853-0124
内 容:
久々に草木さんのお山を訪ねます。作業は下刈りの予定。
参加費:
1万円程度
持ち物 :
作業のできる服装と靴、宿泊の準備ほか
※お申込み・問い合わせは事務局まで

お茶畑・茅場復興のお手伝い@揖斐川町春日

 森林大学20期の卒業生の森善照さんが、地元・岐阜県揖斐川町春日に戻られて、伝統のお茶畑を核に地域再生を頑張っておられます。斜面地にひろがるお茶畑の風景は「東洋のマチュピチュ」と言われているそうです。
この夏、かつてお茶栽培に使われた後、放棄されササ原や雑木林になった茅場の再生や、お茶畑を見てまわる散策路づくりを頑張っておられるとの情報が入りました。皆で応援に行きたいと思います。
平日の日程ですが、ご参加いただける方はお申込み下さい。宜しくお願いします。

日 程:
平成27年7月22日(水)〜23日(木)
集合:22日 午前9時 JR大阪駅 旧大阪中央郵便局前
解散:23日 午後6時  同上
場 所:
岐阜県揖斐郡揖斐川町春日
作業内容:
ササ原の刈り払い、雑木の除伐、散策路づくりなど
(体力・経験にあわせて無理ないように準備いただきます)
宿泊先:
長者の里キャンプ場 センターハウス
(自炊ですが、寝具・炊具・食器・風呂などの設備あり)
交 通:
乗用車に相乗り
参加費:
10000円程度(宿泊費・食費・交通費・その他)
持ち物:
山作業の道具一式、雨具、水筒、着替え など
募集人数:
10人程度 協会あて連絡お願いします。
(締切り7/14(火) 先着順とします)

秋の呼子森林ボランテイア活動案内 (ヒノキ人工林間伐作業)

 秋の呼子高原(鳥取県)で、森林ボランティア活動を下記の通り開催することになりました。このセミナーでは、主に30年生のヒノキの人工林の間伐作業を通して森林整備をおこないます。大阪YMCAの所有林で280haの内の約50haの人工林です。またこの時期はきのこのシーズンです。めずらしいきのこにも出会えるかもしれません。

日 程:
2015年10月10日(土)〜12日(月)  (現地2泊3日)
場 所:
鳥取県日野郡日南町菅沢呼子高原
宿 舎:
大阪YMCA呼子高原センター ロッヂ(木造二階建)
TEL/FAX 0859-87-0156
集合出発:
10月10日 午前9時 JR大阪駅西口「元中央郵便局」前
(現地集合13時〜14時)
交通機関:
大阪よりマイカーに分乗して現地入りします。(最寄駅JR伯備線生山駅)
参加定員:
18歳以上の男女(学生可)15名(定員になり次第〆切り)
参加費用:
会費12,000円(2泊6食)、便乗交通費別途6,000円、費用は現地で納入。
プログラム
第1日第2日第3日
9:00 大阪発朝 食朝 食
森林作業@
(人工林間伐)
森林作業B
昼食(弁当)昼食(弁当)
14:00 現地着予定
きのこ観察
森林作業A
(人工林間伐)
午後1時現地出発
夕 食夕 食
プログラムは天候により変更することがあります。
持物服装:
弁当、雨具、軽登山靴、軍手、帽子、防寒着、サブザック、健康保険証写
参加申込:
NPO日本森林ボランテイア協会
担当者:
滝口 敏行
主 催:
NPO日本森林ボランテイア協会
次回予告:
2016年4月22日(金)〜24日(日)、10月8日(土)〜10日(月)

安全講習のお知らせ

 協会の活動が広がり参加者、フィールドも増えています。どうしても事故の可能性は高くなります。起こさないにはどうするか。考えるべきこと、知っておくことは何か。みんなで整理し、確認する安全講習会を10月31日〜11月1日に開きます。ふるってご参加ください。
 危険予測の力を上げるため装備や道具、作業行動の一つ一つを分析、意味を考え、安全な作業に必要なポイントを整理するKJ法のワークショップが中心です。活動地ごとにリーダーか中心メンバー1人が必ず参加を。協会がお手伝いする養成講座などのスタッフや、これからスタッフをやってみようと考えている方もぜひご参加下さい。
 ただし受講は必ず前日程参加でお願いします。
 参加定員25人です。申し込みはお早めに事務局へ。
 伐木技術や救急法の講習会は別途実施の予定です。

日 程:
10月31日(土)〜11月1日(日)
集 合:
10月31日 午前10時 箕面国有林・勝尾寺園地
準備するもの:
昼の弁当、作業の服装、宿泊の道具
(宿に浴衣、歯ブラシなどはありません)
参加費:
1万円(宿泊費、講習経費など込み
講習・宿泊:
美和山荘 大阪府豊能郡豊能町川尻99-1 072-739-0140
*昨年の忘年間伐の宿です。伐木実習は箕面国有林
スケジュール:
1日目
午前 オリエンテーション、箕面国有林で伐木実習
午後 美和山荘で講習
2日目
午前 美和山荘で講習
午後 箕面国有林で伐木実習 午後3時ごろ解散

安全対策委員会の設立とこれから

 日本森林ボランティア協会は1997年の設立以来、森林ボランティア活動とリーダー養成、森林体験プログラムの実施などを続けてきました。18年たち会員は300人近く。週末はいつもどこかで活動がある。事故も少しずつ増えています。
 協会がお手伝いするボランティア養成講座、体験プログラムも増えました。協会の活動を安全に続けることはもちろん、安全意識の高い指導スタッフ養成も急務です。
 こうした点を踏まえ安全講習の実施、作業の手引き作成など独自の工夫をしてきましたが、さらに一歩進めるため昨年、従来の安全委員会を安全対策委員会として再編、久保英男理事を委員長に選びました。(1)日常活動の安全対策(2)安全講習会と安全意識の徹底(3)事故対処法の整理(4)体験的教訓集としてヒヤリハットの収集・整理−の4項目を重要テーマと考え、議論を進めています。
 動き出した安全対策委員会。機関紙の春号で久保委員長が紹介したけれど、まだまだ知られていない部分が多いと思います。現在の活動、今後の計画などを説明します。

 テーマごとに説明します。

(1)日常活動の安全対策
 これまで協会の活動で意識した安全対策は@作業当日の安全確認担当者を置くA2〜3人程度のグループで作業する―などでした。少しだけ仕掛けを加え「危険なやり方、無理な作業はやめよう」という呼びかけを、参加者全員が正しく認識できるようにしたいという声がありました。活動地世話人の皆さんも交えた議論をまとめ、お願いしたのが次の4点です。
 @当日の安全確認担当者は必ず置く。担当者の注意、指導を活動参加者が聞く雰囲気づくりをする。
 Aグループの編成に気を配り、危険な仲良しグループを作らない。
 B活動地ごとに安全確認の日を設ける。
 C毎月の活動報告にヒヤリハットなどを加える。協会のメーリングリスト(ML)で流し、注意喚起する。
 Bは少し説明が必要かもしれません。全活動地で安全意識のレベルを上げるため、年に1度は日を決めて安全なやり方・考え方を確認したらどうだろうという発想です。協会で安全月間を作るという考えも出ましたが、とりあえず活動地ごとに日を決めてやってみようということで話を進めています。その日に対策委メンバーも参加し、基礎的な安全講習を開くなど、お手伝いをすることも検討しています。
こんな形で安全講習の在り方、見直しの議論も重ねてきました。

(2)安全講習
 安全講習は数年前から伐木技術、ロープワークなどと救急法を組み合わせた1泊講習を年に1回程度実施。活動地リーダーを中心に参加を呼びかけてきましたが、さらにステップアップできる講習内容にしたいと考えました。
 まだ議論の途中ですが、まとまりつつある形は、次の通りです。
 @伐木技術や確かめる「基本コース」、危険予測力を上げる「習熟コース」の2段階にする。別に救急法の講習を行う。
 A基本コースは、活動地ごとに「安全確認の日」などで年1回は実施する。可能なら救急法の実習を合わせた1泊講習を協会で年1回程度実施する。昨年改訂した「森づくりの手引き」を使い、作業手順の確認を眼目とする。
 B基本の作業手順を理解した会員対象に「習熟コース」の講習を2年に1回程度実施する。伐木作業の手順を分解・再構成するワークショップなどで、危険予測の力を磨く。

 習熟コースは今年3月、試験的に実施しました。スタッフも不慣れで、反省点は多いけれど「作業に伴う危険と、必要な対策を考えるには効果がある。間を置かずもう一度やってみたい」という声が強く、年内にもう一度やることにしました。
 救急法実習は別にするなどプログラムも見直し10月31日〜11月1日実施の予定です。今後は活動地リーダー、体験プログラム指導者などは「習熟コース」修了者を中心にすることも考えており、10月講習から修了証を発行できないか検討しています。
 別プログラムとする救急法実習は箕面国有林、金剛山の定例活動日に現場講習を実施する方向で調整。今年は12月の活動日を予定しています。また森林大学の救急法講座を、修了生の方が再受講し、知識の確認に役立ててもらうよう呼びかけたいと考えています。今年は7月26日です。参加を希望する方は、協会へ申し込んでください。

(3)事故対処法の整理
 事故が起きてしまったらどうするか。行動の指針として、次の3点を確認しました。
 @会員に速報し注意喚起。なるべく早く詳細な経緯、事故原因などを調査し、再発防止策とともに報告を公開する。
 Aこうした対応ができるよう手順マニュアルと報告の書式を整理、会員に周知する。
 B事故報告、ヒヤリハットを教訓として生かすため、データベースを作成、閲覧できるようにする。
 少し説明します。

▽事故対応の手順
 当たり前ですが、事故が起きたら負傷者の救助・手当てが最優先です。余裕ができたら当事者や周囲の人から事情を聴き、状況を確認する。可能なら写真を撮り、見取り図などを作成。重大事故と考えたら、状況を協会へ連絡、事務局長がMLなどで会員へ情報提供し、注意喚起する―ここまでが事故直後に必要な対応だと考えています。緊急連絡の対応は事務局長で一本化することを確認しました。
 活動地リーダーを中心に参加者が分担し、負傷者の手当てや状況確認に当たることが必要になります。参加者があわてず対応できるよう手順を簡潔なマニュアルにしてみました。この報告書の末尾に付けます。会員証に付けるなどの方法もなるべく早く検討しようと思います。
 再発防止を考えるなら、さらに詳しい状況確認が必要になります。活動地リーダーを中心に事故報告書を作成してもらうことにしました。報告書を基に事故原因を考え、再発防止策を加えた最終報告書を公表します。  かなり面倒な感じですが、「しっかり事故対応し、再発防止の対策ができることを示すためにも報告書の公表までの手順が必要」というのが安全対策委の結論です。  公表は1カ月以内をめどとし、協会ホームページ(HP)などを利用する方向で検討しています。
 事故は起こしたくないが、そのために何をすべきかは実際に起きた事故を研究すれば理解できます。事故やヒヤリハットを教訓として生かすため、ポイントをデータベースとして整理、少なくとも会員は随時閲覧できるようにしたいと準備しています。林業災害防止協会がHPで公開する災害事例研究のようなイメージです。
 ただし協会HPの活動報告で毎回ヒヤリハットがあるのは、さすがにどうかと思うので、方法を研究中です。

<資料1>事故対応の行動マニュアル
「事故だ!どうする」行動マニュアル

1.まず負傷者救助。必要ならすぐ119番。
2.冷静に状況確認、すみやかに協会へ連絡。
3.参加者で発生状況を詳しく調べ、記録を。

日本森林ボランティア協会 06-6376-8255

お知らせ

●長年活動を行ってきました「三重白山」の活動は、都合により3月をもって終了しました。お世話になった皆さん、ありがとうございました。

下記、協会のHP・MLの管理・運営は全て事務局及びボランティアスタッフで行っています。ご不明の点は、事務局山本まで。

  • 協会郵送物の電子化にご協力を!・・紙資源・郵送料の削減、事務局ボランティアの作業軽減を図るため「会員のみなさんへ」などの郵送物の電子化を進めております。より一層のペーパーからの切り替えをお願いいたします。 ただし、機関紙・チラシ類はこれまで通り郵送します。
    【登録申込は協会までご連絡ください】
  • 協会のメーリングリスト(ML)に、まだ登録されていない方や新しくMLに登録希望される方は、いつでも受け付けていますので、参加の程よろしくお願いいたします。
    【登録申込は協会までご連絡ください】

◆お問い合せ&お申し込みは、下記協会事務局まで